お疲れ様です。
セコマ美味しい( @secomaoishii )です。
シンプルさの中に狂気
フジパンの「生すなっくさんど たっぷりホイップ」、何というかパッケージが徹底的に「削ぎ落とした感」ある。フジパンのロゴをはじめ、要所要所がシルバーカラーで構成されているのも、その印象を強めている一因かも。メカとかもそうだけど、シルバーって、地の色っぽさあるもんね。
それでいて説明文が「生クリームを練り込んだパンに、たっぷりミルクホイップをサンド」という、そこはかとない狂気を覚える文章。もう実質、生クリームがパンの形をしているだけじゃん。
普通っぽいのもまた狂気
生クリームを練り込んだパンとはいうものの、開封した際の香りは普通の食パン。さすがにこの時点で香りが変わることはないか。
重量は、1枚あたり51.2gだった。
ホイップクリームが美味い
見てくれは普通のスナックサンド。
だが、皆が見たいのはその断面だよなあ!?
……銀世界だ。
突き詰めると、パンに挟むのはホイップクリームだけでいい──きっとスナックサンドの開発者は悟りの境地にいるに違いない。
肝心の味はというと、食パン部分はオーソドックス。生クリームが入っているからといって、バカ舌の筆者にはその違いがよく分からなかった。
一方で特徴的だったのがホイップクリーム。全体的にはやや甘めの生クリームだが、少しヨーグルトっぽい風味を感じる。この爽やかさで、最後まで飽きずに食べられるというわけだ。
しかもこのホイップクリーム。口の中でシュワっとなくなるタイプだった。パンのホイップクリームだと、もっともったりしたものを想像していたので、これは意外。
そして肝心のホイップが本当にたっぷりなのか疑惑については、安心してほしい。
しっかりと端から端までちゃんと入っていたぞ。
計算と狂気の沙汰と悟りの狭間で
フジパンの「生すなっくさんど たっぷりホイップ」、悟りの極致なんだか狂気の沙汰なんだかよく分からない一方で、ホイップクリームの風味といい食感といい、妙に冷静に計算された美味さを感じる。
何なのだこれは。
悟りも狂気も、行きつくところまでいくと、ただ人に美味いと感じさせるための味が自動的かつ論理的にできあがってくるのか?
フジパンの開発者、もう人の領域をやめてるだろ。最高かよ。
「シンプルすぎてつまらなそう」と思わず、ぜひ食べてみてほしい一品だ。
▼生クリーム自作される方はどうぞ
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