お疲れ様です。
セコマ美味しいです。( @secomaoishii )
「美味すぎ!さすが北海道!」ってタイプの飲み物じゃないよ
「北海道限定」とか、「北海道民のソウルドリンク」とか言われる「ソフトカツゲン」だが、少々過大評価されているきらいがあると思う。
誤解のないように申し上げておくと、もちろん美味しい飲み物だし、筆者も好きだ。しかしこういった過剰な期待や評価は、これからソフトカツゲンを飲んでみたいという人の期待値を悪い意味で上げてしまう。
結果として「なんだ、ソフトカツゲンってこんなもんか」と、がっかりさせてしまうことにつながりかねないと思うのだ。だから、何気なく手に取ってみて、飲んでみたら美味かったくらいの距離感で落ち着くのがちょうどいい。
うまい表現が思いつかないが、なんというか「美味い!さすが北海道!」という感じでなく、もっと身近な立ち位置にあるフツーに美味しい飲み物なんだよな。
ソフトドリンクでなく乳酸菌飲料
そんなソフトカツゲンだが、実は乳酸菌飲料である。なので、牛乳や飲むヨーグルトなどが並んでいるあたりに、一緒に陳列されていることが多い。(店舗により異なります)
元々は戦前旧日本軍に卸されていたものが原型らしい。ただ、今回その辺の歴史は深堀りしない。よーするに軍隊の栄養補助飲料として開発されたものが、民間にも普及した結果、北海道のローカル飲料として残り続けて今に至っているくらいの感覚でOKだ。
味はぶっちゃけフルーツ牛乳
なので歴史的背景から考えても、ばか美味いってものでもない。
どんな味と聞かれれば、フルーツ牛乳の味という言葉が最も適切だ。
もう少し詳しく言えば、少しだけフルーツ感強めのフルーツ牛乳の味が基本。後味にお菓子のラムネ感がある。みょうな甘ったるさが口の中に残るという感じの飲み物ではないので、総じて飲みにくさはない。
香りも、もうまんまフルーツ牛乳。
「へえ初めて見た。ちょっと飲んでみるか」くらいの距離感でいてほしい
なんだかソフトカツゲンを批判するような感じになってしまったが、断じてそのつもりはない。繰り返すが、普通に美味い。
ただ、鼻息荒く「これが北海道民御用達のソウルドリンク!美味すぎるので絶対飲まないと損!」というものではないとは言いたい。
地元の人たちが慣れ親しんだ、ごく身近な美味しさこそ、ソフトカツゲンのアイデンティティであり、長く販売され続けている理由のはずだ。
これからソフトカツゲンを飲む人は、ぜひ肩肘張らずに飲んでみてほしい。
それこそが、一番のソフトカツゲンの楽しみ方だと思う。
▼「ははっ、昔ながらの味ってこんな感じだよな」で飲んでね
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