お疲れ様です。
セコマ美味しい( @secomaoishii )です。
時には昔の話を
このセコマの「北海道バターアイス」、存在そのものは前々から知っていた。しかしバニラ×あんこ系アイスについて、過去の苦い思い出から、ずっと手に取っていなかったのだ。
その思い出とは、ン十年前の幼少期、夏の夜に地元の神社で行われていたお祭りで配られたバニラ×あんこ系の棒アイスが、不味かったというもの。しかも当時の筆者は、あんこ自体好きでなかった。
ビジュアルはまんまこれ。ただし、どこのメーカーだったかは覚えていない。
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バニラの白が暗闇の中、かすかな周りの光を反射することで、否が応でも視界に入ってくる。暑さゆえどんどん溶けてきて、手に垂れてくる不快感。ただ甘ったるいだけのバニラ。それが好きでもないあんこと混ざり合う。最後は不味すぎてゴミ箱に途中で捨てた。ベタベタになった手と、アイスを捨てたという罪悪感に、ただただ気持ち悪さだけが残った。
後にも先にも、食べかけのアイスを自らの意思で捨てたのはその1回だけだ。
あれから時は流れた。アイスの進化はとどまることを知らないし、今の筆者はあんこも好きだし、なによりこの北海道バターアイスは、セコマが作っている。
まあグダグダ書いたけど、ぶっちゃけあんこでなくバターアイス部分が食いてえというわがままいい加減過去の記憶と決別してもよいだろうと、手に取ったのだった。
過去が顔をのぞかせる?
やや黄色っぽい見た目が、バニラや牛乳じゃないぞ感を醸し出している。そうだよな。なにせ「北海道豊富町産バター使用」だもんな。
重量は75.3gなのだが……なんかこの北海道バターアイス、やたら溶けやすいぞ!?バターの成分のせいなのだろうか?やめろ、このタイプのアイスで過去の記憶を呼び覚まさせないでくれ!
時代は変わったんだ!
一口かじってみると、なんと最初から、あんこ。この手のアイスって、最初の一口目は周りのアイスだけってこともある中、このタイプはめずらしい。
あんこ部分は、もうこしあんそのもの。ただしアイスに合わせることを念頭に入れているのか、かなり甘めだ。あと、食感もやや普通のこしあんに比べると緩さを感じた。
バターアイス部分のみの味は、もうしっかりバターと砂糖。口の中に残る油脂っぽさを含め、完全にバターアイスだわ。断じてバニラとかミルクとかではない。
味?美味いぞ。だってあんバターだぞ。勝ったな。ガハハ。
過去の記憶とおさらばだ!
セコマらしからぬ異変
だが、3分の1くらいまで食べ進めた時、セコマの北海道バターアイスが別の顔をのぞかせた。なんと、あんこが消えたのだ。残りはただひたすらにバターアイス。まじか。
肯定的にみれば、一度にバターアイスとあんバターアイス両方味わえてお得だ。
だがパッケージに「北海道産あずきのこしあん入り」とか「バターとあずきのハーモニー」としっかり書いてある以上、これはいただけない。
というか、いつも最後までチョコたっぷりのロッテ「TOPPO」スタイルがデフォルトのセコマからすれば、異常だ。もしかして技術的な問題として、あんこ部分を棒に刺すと形を維持できないとかもあるのだろうか?
しかしながら、これなら最初からあんこを入れず、潔く「北海道豊富町産バター使用」のバターアイスだけで売ったほうがいいかもしれない。なぜかというと、あんこの甘味がかなり強いことから、後半バターアイスだけになったときに、バターアイスの甘味を感じにくくなってしまうのだ。
我々は今、過渡期にいるのだ/あるいは筆者の心の声
そう考えると、バニラ/牛乳系×あんこのアイスって、まだまだ発展途上なのかもしれない。我々は今、時代の過渡期に立ち会っているのだ!いつかきっと、真のバニラ/牛乳系×あんこのアイスの完成形として、リニューアルされた北海道バターアイスが我々の目の前に現れるに違いない。
だから、次の時代につなげるため我々がすべきことは、この北海道バターアイスを途絶えさせないよう、買って食べ続けることなのだ。税込173円だし。
たしかにあんこの入り方については賛否両論だろう。筆者もかなり批判的に書いた。でも、美味しいことには間違いない。それはセコマである以上安心してくれ。特にバターアイスってどんな感じだろうという腹ペコ諸氏は、間違いなく買いだ!
(ヒソヒソ……)色々書いたけど、ぶっちゃけ筆者は最初からあんこでなくバターアイス部分目当てだったので、好都合でした。
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