セコマ美味しい

セイコーマート(セコマ)で売っているものをご紹介していきます。現在セコマで8,291円分使いました。

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セコマ【カスタードクリームパン】確約された勝利と、スタンダードへの哲学

お疲れ様です。

セコマ美味しい( @secomaoishii )です。

 

約束された勝利

「セコマ」「北海道」「豊富町産牛乳」「クリーム」

この時点で、セコマ「北海道牛乳を使ったカスタードクリームパン」の勝利は確約されている。不確定要素により成り立っているこの世界において、数少ない揺るがぬ真理。

心なしか、印字された北海道マークも誇らしげだ。

 

真理の重み

見てくれは本当に、フツーのパン。でもそれでいいのだ。真理とは往々にして普遍たるもの。クリームパンの外観とはかくあるべきなのだ。

そしてなにより重い。いや、抽象的概念でなく物理的に。115.8gって、ヤマザキパンの大型タイプのパンに見られる重量だぞ。

……よくよく見たら、このセコマのクリームパン、でかいわ。直径11cm程・高さ4cm程ある。真理にして王者の貫禄。

 

特徴がないのが特長

味?説明不要。お手本のようなクリームパン。世の中のクリームパンの平均値&中央値ど真ん中という感じ。

 

カスタードクリームは、極端に卵感が強いということもなく、癖のない万人向けの味。パンも極端に生地のキメが細かいとか超絶フワフワとか、逆にボソボソといったこともなく、きわめてオーソドックス。

普通に美味い。悪く言えば超絶感動するものではない。

だが、ただでは終わらないのがセコマの頭悪い(褒め言葉)ところ。

クリームが端から端まで、しっかり入っているのだ。四分割してもこれだ。どこから食べても確実にクリームを味わうことができる。たまにある、一口目(下手したら半分くらいまで)がパンだけという悲しい思いをしなくてよいのだ。

これには、ハンバーガーについて「どこから食べてもピクルス当たるようにしてほしい」とか言うような、故・田村正和さんによく似た某警部補もニッコリだ。

原材料で一番使われているのが小麦でなく、「カスタード風味フラワーペースト(北海道豊富町産牛乳3%使用)」というのも納得だ。

 

税込127円の真理。これもう哲学だろ

ものすごく極端に美味いごちそうのようなクリームパンではなく、高価な素材をふんだんに使うものでもない。

(セコマにとっては入手しやすい豊富町産牛乳という)身近な材料で作り、日々の食卓に並ぶスタンダードなものというのが、クリームパンについてセコマの出した答えなのだろう。ただしそのスタンダードを徹底追及した結果の一端が、どこから食べてもクリームに到達というものなのだ。

 

平均値&中央値への哲学という、ある種ものすごく難しいことをセコマが見せてくれているような気がする。税込127円というお求めやすい値段で体験していいことなのかこれ?

 

「めちゃくちゃ美味いという感じじゃないのか。じゃあ食べなくてもいいや」と思わず、どうか一度は食べてみてほしい。その後ろにあるセコマの哲学を含め、スタンダードとはどういうものかをこのカスタードクリームパンは教えてくれるはずだ。

 

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